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シド・チャリシーさん さようなら [映画]

シド・チャリシーさん さようなら
  Cyd Charisse  08/6/17 没 86歳)  

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いま、シド・チャリシーさんがまだまだ無名のころの、何とスタン・ケントンのバンドで唄っている映像を見ています。チャチなセットです。どうやら客船のデッキのようです。彼氏はいない。一人寂しく唄っています。お世辞にもお上手なお唄ではありません。
何と言うことでしょう…。この彼女がやがて、「バンド・ワゴン」(53){絹の靴下」(57)でフレッド・アステアを向こうに回し、豪華絢爛たるダンス・シーンを展開する大スタアに変身するなんて誰が想像できましょうや!
The Legs と異名をとった彼女の歩幅の何と広いこと!レスリー・キャロンやヴェラ・エレンを見慣れている目には彼女のステップは圧倒的なスケールで僕の眼前に迫ってきました。彼女の持つ、むせ返るような大人のムードは、それまでのミュージカル・スタアの概念を払拭させるものでした。「バンド・ワゴン」での暗い公園で「ダンシング・イン・ザ・ダーク」を踊る二人は今も僕の目に焼きついています。

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「絹の靴下」はグレタ・ガルボの「ニノチカ」をミュージカルに仕上げたものでしたが、堅苦しい制服をかなぐり捨て、イヴニング・ドレスに着替えた彼女の踊る「シルク・ストッキングス」はこれまた映画史に残る超、超名場面でしたね。コール・ポーターの音楽もよかった! 

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ジーン・ケリイの名作「雨に唄えば」(52)の彼女は、やがて来るべきアステアとの予告編のようなものでした。惜しむらくは、彼女の活躍する時代が少し遅きに失した気がします。ミュージカル全盛の時代は去り、やむなく「暗黒街の女」(58)などの娯楽モノにも出演し、熟柿のような艶っぽい女の姿態も見せてくれました。

 

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お唄のほうは、スタアになられた後は全部吹替えでしたね。どうかあの世で夫君トニー・マーチンさんと仲良くデュエットなさいませ。
チャリシーさん。スケールの大きな夢をありがとう。安らかに眠って下さい。  

<注> 後記 
読者のお一人から トニー・マーチンさん、ご存命、95歳。 とのご注意を受けました。よく調べてから書くべきでした。他山の石 と致します。トニーさん、御免なさい。いつまでもお元気で!


なをこれは余分なことですが、彼女のカタカナ書きは シド・チャリシー であります。シド・チャリッシュ とか シド・チャリース なんて書いてもらっては困るのです。今夜の <毎日>の夕刊は シド・チャリシー と書いてくれていたのでホッとしました。



2008-06-18 20:58  nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 

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コメント 2

だも子

トニーはまだご存命です!!!
95歳です。
by だも子 (2008-06-19 00:06) 

HTanaka

 シド・チャリシーとくれば当然 Tony Martin ですね。あの響きはたまりません。彼の大ファンでLPはほぼ集めた’つもり’です。完全CD復刻も待ち遠しいです。

 まだ歌っていますね。最近 You Tube で流れていましたね。声量そのものはあまり変わらず驚きです。クリスマス・アルバムが見当たらないのは不思議ですが、どなたかご存知でしょうか?
by HTanaka (2010-07-26 16:34) 

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