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ケイ・スターを聴きましょう [VOCAL]

 KAY STARR
  ケイ・スター 21 SELECTION

彼女が唄えばビッグ・バンドもスモール・コンボだ!

昨年の仲秋の名月は、しんみりと藤本二三吉さんの端唄を聴いておりました。雲ひとつなく申し分のないお月見でしたが今年は雲が多くて残念無念。そんな時友人から ケイ・スター を選んでほしい、とまたまた勝手なことを言ってきました。僕も暫く聴いていなかったものですから、それもよかろう、と二つ返事で引受けました。二三吉からケイ・スターに飛ぶところ、まさにB型の本領と自覚しております。

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さて、そのケイ・スター。蚊取線香の煙みたいな声で、ボサボサしたボサノバを唄って 「わたしジャジュ歌手」 なんてヌカしてる手合いに朝から晩まで強制的に聴かせたい。ポップスを唄っても、トラッドを唄っても、賛美歌を唄っても、どこを押してもピクリともしない、誰にも真似のできない強烈なKAYスタイルで唄います。スケールの大きい歌手ですね。エラ・フィッツジェラルドが 「いちばん好きな歌手は?」 と訊ねられるといつもケイの名を上げています。声量豊かです。パァッと華やかです。初めて聴かれた方はその迫力にドキマギされるかもしれませんが、でも、暫く聴き続けますと、不思議や不思議、いつの間にか彼女の声の虜になって参ります。ホンモノです。こういう人の歌を聴いてあなた方の五感を磨いて頂きたいのです。

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  b0082732_23482567.jpg    KayStarr_mono_Losers350a2.jpg 
 今 目の前にあるジャケットです  もっとたくさん並びますが 他は割愛

15歳(1937)でヴァイオリンジョー・ヴェヌーチ楽団、39年にはボブ・クロスビー楽団とマリオン・ハットン病欠のグレン・ミラー楽団に誘いを受けます。高校を出て片腕のトランペッター、ウインギー・マノンの楽団で腕を磨いた後、ホワイト・ベイシーと言われたインテリ・バンド、チャーリー・バーネットの楽団で唄いました。彼女の幅広いレパートリーはこうして培われました。単に歌が巧いだけで、これだけ凄いバンドから誘いが来るとは限りません。育ちのよい人柄でみんなに好かれたことは容易に察しがつきます。因みに彼女はリー・ワイリーキーリー・スミスと同じく、インディアンとのハーフです。彼女の誇りでした。

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大ヒット曲の SHEET MUSIC COVER です  

終戦後、ドリス・デイダイナ・ショアより少し遅れて彼女の名を知りました。ポップスとかジャズとかとかく区別したがる馬鹿どものためにワリを食った気がしないでもありません。レコード会社の売り方も、もうひとつ方向性がなかったようです。でもLP時代に入って、彼女のアルバムが一枚、また一枚、発売を重ねるにつれてファン層も広がってきました。その辺の過程も踏まえながら選曲することにします。

 ジャケットは平凡に…

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 ラベルはアルバムなどをランダムに…

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さて、その選曲ですが 「スロウボート・トゥ・チャイナ」 や 「家へおいでよ」 なんかも、と思ったのですが、いかにもナツメロ調になりますのでカット。「ポナパルトの退却」といったヒット・ナムバーなど捨て難い曲もあったのですが、そんなことを言っていたら一向にまとまりませんので「エいッ!」とばかりに選んだのがこの21曲です。ホーギー・カーマイケルの「ロッキン・チェア」はイの一番に選びました。何せあちらではホーギーと言えば、即、ケイと相場が決まってるからなんです…。

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1980年、還暦を前にした彼女がローズ・マリークルーニィヘレ・オコンネル、唄子さんも裸足で逃げる大口マーサことマーサ・レイ、と組んで 「THE NEW 4 GIRLS」 を結成し、各地で華々しいステージを展開したというニュースは僕をして欣喜雀躍させました。(写真↓)

今年、86歳のはず。まだまだお若い!いつまでもお元気でと願わずにはおられません。

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      ロージー×ヘレン×マーサ×ケイ= バワー爆発!

今年の月見は台風の影響でどうもいけません。
「So tired … wating for you…」と切なくブルーに唄うケイ・スターを聴きながら、上村松園の名画「待月」に思いを馳せるのもまた一興かと存じます。

  では今宵 これにて…
    TILL WE MEET AGAIN !


  


2008-09-15 19:02  nice!(0)  コメント(2) 
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コメント 2

yoshiki

Bobcatさま
お月見は残念でございましたね。
Kay Starrの名前は知っていましたがレコードもCDも
持っておりませんでした。
iTunes で視聴しましたら素敵な唄ばかりです。
その中から、“What a Difference a Day Made”
“Where or When”“Honey”“Love Me or Leave Me”を
ダウンロードして聴いております。
いつも的を得た素敵なご解説をありがとうございます。

by yoshiki (2008-09-20 13:22) 

bobcat

yoshiki さま
東京オフ会、ビオラさんから感激のメールを頂いたりしております。

ケイ・スター、個性の強い声ですから好き、嫌いがはっきり分かれる傾向が強かったようです。嫌いだ、と言っていた人が暫く会わないない間にファンになってたなんて例はいくらもありましたね。
黒っぽいけれどやはり黒じゃない。華やかさがありました。こちらでは江利チエミが彼女の歌を追っかけてました。何となく頷けますね。

Loe me or leave me。僕のCDにも入れたかった!
いつ聴いてもホターとします。
ではまた…。お元気にお過ごし下さい。
by bobcat (2008-09-20 15:28) 

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