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青木 啓氏 没 [音楽]

青木 啓氏 没 (HIRAKU AOKI 77歳)

26日、ジャズ、ポピュラー、映画音楽の解説に多くの信奉者、ファンをもつ評論家 青木 啓氏が亡くなりました。ジャズ評論界では、小川正雄 いソノてルヲ 油井正一氏に次ぐ悲しい便りです。

今、私はベニー・グッドマンを追悼したNHK/FM 特別番組で 油井正一 鈴木章治 本多俊夫氏らとご一緒に、熱っぽく語られる先生のお声を聞いています。(86/6/15放送 エア・チェックテープ

同じく NHK/FM サウンド・オブ・ポップス での先生のワンマン・ロングラン企画 「魅惑のラヴリー・サウンド」 全198曲(87/8/17 スタート)の完全エアチェック・テープにも改めて耳を傾けたいと思っています。

昨日は早々に京都の友人から 「ビング・クロスビーのお話だけで前後5週間もかけたグレート・ヴォーカル・シリーズのエアチェック・テープを聞いているところだ。一度テープを持ち寄って追悼会を開こう」なんて言ってきました。

著されたご本も数多くありますが、中でも562頁にも及ぶ大冊 「アメリカン・ポピュラー」 (誠文堂 79年刊)は、今もこのご本の頁を開かない日はないと言っていいほど重用させて頂いております。(写真

  


まことに図り知れない知識の恩恵を先生から授かりました。
先生の100万分の一でも、若い方々にジャズ、ポピュラー音楽の楽しさをお伝えできたらな…と生意気なことをふと思いました。それが先生へのご恩返しと信じています。

先生はまた、私と同じ 千葉ロッテ・マリーンズ の大ファンと伺ったことがあります。
今年の日本一をご一緒に喜べないのが残念です。

ご冥福をこころよりお祈り申し上げます。
静かに 合掌…
     

今夜はこれにて …


2007-07-26 14:41  nice!(1)  コメント(5)  トラックバック(0) 
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小学唱歌集の誕生日 [音楽]

文明開花  近代音楽の普及

1881(明治14)/11/24
文部省 「小学唱歌・初編」 出版記念日

明治維新以後、わが国の音楽は驚異的発展を遂げました。
今、私たちがクラシックは勿論のこと、やれ、ジャズだの、シャンソンだの、演歌だのと唄っていられるのもすべてこの
「小学唱歌」をルーツとする音楽教育の賜物です。その記念すべき「小学唱歌」の初版が125年も前の今日、出版されました。

      初版 表紙

      同じく 表紙裏

今日は原点に戻ってわが国近代音楽発展の入口を覗いてみましょう。
さて皆さん、全162曲(一学年27曲)ございます。どれだけ唄えますかな?どれだけ曲名をご存じかな?
それではお試しになってみて下さ~い。

初版収録 162曲 

      

       

      

      

       

      

童謡、唱歌、民謡などは頭出しが分かると唄えますが、題名がさっぱり分かりませんね。中央公論社から出ている「日本歌唱集」は頭出し索引がついていて助かります。
いつも座右に置いていますがそれでもさっぱり覚えません。不思議ですねぇ。

では今夜はこれにて…


2006-11-24 10:23  nice!(0)  コメント(6)  トラックバック(0) 
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ジャズ友さらば 藤岡琢也さん [音楽]

ジャズ友 さらば 藤岡琢也 さん  76歳
                1930/9/4 ~ 2006/10/20

  皆さま
  藤岡琢也さんが亡くなりました。
  

  僕にとりまして<俳優>以前に <ジャズキチ> の大先輩でした。
  素晴らしくハイセンスな趣味人でした。
  常磐津や三味線のお話をなすっても、うん蓄のあるひとこと、一言、に
  その思い入れと年輪の深さがずしりと伝わりました。
  広範囲な趣味に生き、その中で培われた感性が彼のあの深い所芸を
  支えたと僕は思っています。

  表情いっぱいに WHEN YOU’R SMILING を唄う、あの太くそし
  て渋~いお声は、いつまでも、いつまでも僕の耳に残ります。
  
          

今、僕の前に氏のヴォーカルをフィーチュアした秘蔵のLPがあります。
題して 「焼跡・還らざる青春」(東宝レコード・KR-1007)
 
戦後、チューインガムやチョコレートと一緒にアメリカ文化が好む、好まないに拘らずどっと押寄せました。闇市文化とも言われましたが戦災の焼跡で聞き、そした唄った歌がジャズでした。青春のすべてでした。その思いのたけをいっぱいにこめて唄う藤岡琢也のヴォーカルには何人にもない説得力が存在します。それは同じ世代に生きた僕たちの青春の証しです。

昨夜はこのLPを思いっきり聴きました。還らざる青春 が鮮やかに蘇ってまいりました。

       

  このLPの収録曲は次の通りです。

  1. センチメンタルジャーニー
  2. お久しぶりね (イッツ ビーン ア ロング ロング タイム)
  3. カム・カム エヴリボディ (童謡証城寺の狸囃子 NHKラジオ英会話番組テーマ)
  4. 琢也の ボタンとリボン (語り 歌詞 琢也オリジナル)
  5. マイ・メランコリー・ベイビー
  6. 国境の南 (サウス・オブ・ザ・ボーダー)
  7. 恋人よ我に帰れ (ラヴァー・カムバック・トゥ・ミー)
  8. 君、微笑めば (ホェン・ユーア・スマイリング)

琢也さんは学生時代に楽器に興味を持ちタンゴ・バンドにも加わりました。後年は趣味が昂じてマーサ・三宅にヴォーカルの手習いを受けたとあってその歌も芸に負けずホンモノです。
このLP、そのヴォーカルを支えるバックがまた、まさに日本ジャズ界のツワモノ揃いです。

  南里文雄 光井章夫 Tp  世良 譲 P  ジョージ・川口 Dr  河辺公一 Tb
  鈴木章治 北村英治 Cl  原田長政 B

全曲に触れたいのはヤマヤマですが、今日はこのナムバーの中で二度と公の場では聴くことのできない一曲をご紹介して我々の還らざる青春の証とさせて頂きましょう。

世紀の怪唱? 
「琢也の
ボタンとリボン」

曲はあの一世を風靡した「ボタンとリボン」 バッテンボーです。当時はどこのパチンコ屋からもダイナ・ショアの軽快な歌声が流れていました。
その曲に乗せて琢也さんが、いわゆる売春禁止法が施行される以前の
<赤線>の情景を、溝口健二の「赤線地帯」以上に、ものの見事に活写したのがこの「琢也のボタンとリボン」です。もちろん、セリフ入りです。歌詞も琢也オリジナル です。
紅い灯、青い灯、ほろ酔いのヒヤカシ客がやってきます。やり手の婆さんや彼女たちとの駆け引きが始まります。お後はここでは省略。ご想像にお任せします。
聴く僕たちは唯、ただ、その語り口の巧さに引きずり込まれます。

聴き終った後、何とも言えない哀愁が漂います。この哀愁感の中にこそ「還らざる青春」
への思いのたけを感じないわけにまいりません。
この曲はジャズ評論家、亡き小川正雄さんから小川さんご本人が録音されたライヴの別テイク盤も頂戴しました。こちらのバックスは 原田 靖 Tb らのバリバリのディキシー調です。
この二作、今や僕の宝ものになりました。

琢也さんにはこの他、自らプロデュースなすったLPも名盤として残っています。

    

           「 レッツ・スイング・ナウ」  Ⅰ・ Ⅱ のジャケット

琢也さんの夢は「TAKUYA FUJIOKA & HIS ORCHESTRA」 と大型バスのボデイに大書して自らの選んだ一流のミュージシャンを乗せ日本中を楽旅することでした。
今ごろは天国で早速人選に取り組んでいらっしゃることでしょう…?

琢也さんから戴いた夫婦茶碗を大切に仕舞っていましたが、昨日そっとその桐箱をあけました。ご自身でデザインされた上物です。
昨日、そのお茶碗で頂いた煎茶の香りは何ともホロ苦いものでございました。

謹んで藤岡琢也さんのご冥福をこころよりお祈り申し上げます。

今夜はこれにて…

 


2006-10-22 10:25  nice!(0)  コメント(6)  トラックバック(0) 
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