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シド・チャリシーさん さようなら [映画]

シド・チャリシーさん さようなら
  Cyd Charisse  08/6/17 没 86歳)  

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いま、シド・チャリシーさんがまだまだ無名のころの、何とスタン・ケントンのバンドで唄っている映像を見ています。チャチなセットです。どうやら客船のデッキのようです。彼氏はいない。一人寂しく唄っています。お世辞にもお上手なお唄ではありません。
何と言うことでしょう…。この彼女がやがて、「バンド・ワゴン」(53){絹の靴下」(57)でフレッド・アステアを向こうに回し、豪華絢爛たるダンス・シーンを展開する大スタアに変身するなんて誰が想像できましょうや!
The Legs と異名をとった彼女の歩幅の何と広いこと!レスリー・キャロンやヴェラ・エレンを見慣れている目には彼女のステップは圧倒的なスケールで僕の眼前に迫ってきました。彼女の持つ、むせ返るような大人のムードは、それまでのミュージカル・スタアの概念を払拭させるものでした。「バンド・ワゴン」での暗い公園で「ダンシング・イン・ザ・ダーク」を踊る二人は今も僕の目に焼きついています。

   20080618_190148481.JPG    LEGS!

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「絹の靴下」はグレタ・ガルボの「ニノチカ」をミュージカルに仕上げたものでしたが、堅苦しい制服をかなぐり捨て、イヴニング・ドレスに着替えた彼女の踊る「シルク・ストッキングス」はこれまた映画史に残る超、超名場面でしたね。コール・ポーターの音楽もよかった! 

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ジーン・ケリイの名作「雨に唄えば」(52)の彼女は、やがて来るべきアステアとの予告編のようなものでした。惜しむらくは、彼女の活躍する時代が少し遅きに失した気がします。ミュージカル全盛の時代は去り、やむなく「暗黒街の女」(58)などの娯楽モノにも出演し、熟柿のような艶っぽい女の姿態も見せてくれました。

 

   main.jpg

お唄のほうは、スタアになられた後は全部吹替えでしたね。どうかあの世で夫君トニー・マーチンさんと仲良くデュエットなさいませ。
チャリシーさん。スケールの大きな夢をありがとう。安らかに眠って下さい。  

<注> 後記 
読者のお一人から トニー・マーチンさん、ご存命、95歳。 とのご注意を受けました。よく調べてから書くべきでした。他山の石 と致します。トニーさん、御免なさい。いつまでもお元気で!


なをこれは余分なことですが、彼女のカタカナ書きは シド・チャリシー であります。シド・チャリッシュ とか シド・チャリース なんて書いてもらっては困るのです。今夜の <毎日>の夕刊は シド・チャリシー と書いてくれていたのでホッとしました。



2008-06-18 20:58  nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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高貴 デボラ・カー 逝く [映画]

高貴 デボラ・カー 逝く
    
Deborah Karr (21/9/30 ~ 07/10/16)

  

またまた悲しい知らせが入りましたね。デボラ・カーさんです。
戦後のイギリス映画はハリウッドの派手さはなくとも、「赤い靴」(48)モイラ・シアラー「逢びき」シリア・ジョンソンなど、個性溢れる女優を輩出しました。中でも「黒水仙」(46)に見たデボラ・カーの出現は戦後の混乱した社会に改めて静と美の尊さを知らしめました。この映画を見終った後、まだまだ幼かった僕は、紫式部がデボラ・カと逢っていたら、「源氏物語」にきっともう一章増やしたのではなかろうか、?そんなことを本気で思ったものです。その思いは今も変わりません。

   「黒水仙」(46) ジーン・シモンズと

ハリウッドは「キングソロモン」(50)「クオヴァディス」(50)などスペクタクルな作品に登用したり、随分と彼女の扱い方にとまどっていました。でもこの女優さんの不思議は、たとえミス・キャストであっても、高貴な美しさを常に宝石のように保ち続けました。この世界、見せかけの美はあえなく消え去ります。彼女が最後までスクリーンにその美を全うし終えたのは、その美が真性だった証し以外、何ものでもありません。

やがて「地上より永遠に」(53)「王様と私」(56)などの大作に出演して大スタアの貫禄も充分でしたが、僕は我が愛するリタ・ヘイワースと共演した「旅路」(58)やケイリイ・グラントとの「めぐり逢い」(57)などのシリアスな作品にこそ、彼女の美しさの真(まこと)を見出せると思っています。

  「めぐり逢い」(57) ケイリイ・グラント と

高貴の中にも彼女もひとの子、こんな身近な親しみもあるんですよ。ツンと澄ましたイギリス美人じゃございません。そんな一面をこの写真でご納得願いましょう。さぁ、あなたもご一緒にデボラ・カーさんと 午後の紅茶 はいかが?

   

   ヘアシャンプーのポスター          午後の紅茶 ご一緒にいかが?

お終いに、彼女を語るとき、このシーンを外しては語れないという、今や伝説的な「地上より永遠に」におけるバート・ランカスタとのあのラヴ・シーンをご覧下さい。このシーんで二人の交わしたセリフも記しておきます。
 はもちろんデボラ・カー L はバート・ランカスターです。

 

K   I nver knew it could be like this.Nobody ever kissed me 
    the way you do.
L   Nobody?
K   Nobody.
L   Not even one, out of all the men you’ve been kissed by?
K   Now,that’d take some figuring.How many do you think
    there have been?
L   I wouldn’know.Can’t you give me a rough estimate?
K   Not without an adding machine.Do you have your adding
    machine with you?
L   I forgot to bring it.
K   Then I guess you won’t find out,will you?
  (later)
L   Karen(カーの役名). Listen to me.Listen…
K   I know.Until I met you,I didn’t think it was possible either.
     

 デボラ・カー さん。 あなたの美しさは永遠です。美の偶像です。
 そしてあなたの作品はいつまでも語り継がれます。
 安らかに眠って下さい…

  では今宵はこれにて

   

 


2007-10-20 12:50  nice!(1)  コメント(3)  トラックバック(0) 
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またひとり ベテイ・ハットンさん [映画]

またひとり  ベテイ・ハットン さん逝く

     
               BETTY HATTON

  15日 またひとり寂しい報道がありました。
  ベテイ・ハットンさん。86歳の長命でした。
  ジュリー・アンドリュースの体調不良で不意に役が回ってきたという
  「アニーよ銃をとれ」(50) でわが国でも名を知られるようになりました。
  
  演技も歌も <全力投球> タイプでおよそ <情緒> とは縁の遠い人でしたね。
  わが国での人気がサッパリだったのはそのためです。
     主題曲のひとつ、 I’ve got the sun in the morning 朝は太陽夜は月  
  
ドリス・デイの戦後初、歴史的大ヒットとなった Sentimental journey の SP・B
  面にドリス・デイのこの曲が
入っていたものですから、可哀想に彼女の体当たり的熱唱
  も聴く側の私たちに大きな
とまどいがあって、どうも波長が合わなかったことを覚えて
  います。

  

    

       
  「アニーよ銃をとれ」 (50)
     監督  ジョージ・シドニー  音楽  アーヴィング・バーリン 
     共演  ルイス・カルハーン  ハワード・キール
     上記のほか ベテイ・ハットン の唄った曲
          You can ’t get a man with a gun
          They say that falling in love is wonderful
          There’s know business like show business
          Doin’ what comes naturally (この曲、当時高校で 
            ドーン ハツカム ナッチャンリー とよく唄ったものです )
          The girl that I marry
          Anything you can do    
            
  その他主な日本公開作品
     「腰抜け原爆娘」   (43)  ボブ・ホープ主演  
     「ハリウッド玉手箱」 (44)  ワーナー・ブラザース顔見世映画 
     「ポーリンの冒険」  (47)  連続活劇の女王パール・ホワイトの伝記映画  
     「地上最大のショウ」 (52)  監督 セシル・B・デミル 
        ジェイムス・スチューワート   ドロシー・ラムーア 
        チャールトン・ヘストン      コーネル・ワイルド 他
        
サーカスのシーンはスタント・インを使わずすべて本人が演じて話題
        
となりました。

               スチール写真をご覧下さい。 

           

    

    オーバー・アクション! どの画面でも いつもこんな顔だったように思います

                    冥福を祈ります

              今宵はこれにて… 


2007-03-15 10:46  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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好漢 グレン・フォード 没 [映画]

好漢! GLENN FORD 没
      
わが リタ・ヘイワース を引っ叩いた男
       1916/5/1 ~ 2006/8/30  90歳)

  グレン・フォード     

終戦後間もなく公開(46)された「運命の饗宴」リタ・ヘイワースという女優に出喰わし、当時旧制の中学生だった僕は原爆以上のショックを受けました。世の中にこんな美女が存在するのか…。それからというもの、リタ、リタで明け暮れました。

そんなリタに平手打ちを食らわした男がいます。それがこのグレン・フォードです。
チャールス・ヴィドア監督の「ギルダ」(46)で裸身も露わに悩ましくステップを踏むリタに嫉妬した彼がバシッ!とやったのです。その瞬間のシーンは今も瞼に鮮明です。

どうです。このショット。リタ可哀想!

 
    

ところで旬日前、DVDの500円シリーズで、再び彼がリタと共演した「カルメン」
(監督・同じ 48)を見つけて早速購入しました。ン十年ぶりに彼とも再会しようと思っていた矢先にこの訃報です。どこか暗示めいていますね。彼を思い、ゆっくりと拝見することにします。
因みに彼、この映画ではリタの色香にメロメロにされ、人生を無くします。因果応報…?。

 ギルダ・リタ・ヘイワースと 

調べてみますと日本で公開された彼の出演作は社会派ドラマから西部劇、それにコメディまで巾広く何と60本に及びます。その割に人気はもう一つでした。派手さもなく、取り立ててハンサムとも言えず、常に主演女優の引立て役でした。オスカーにも無縁です。
温厚、誠実の人柄一本で浮沈みの激しいこの世界を全うされたと言っていいでしょう。

私生活では一時期ミュージカル映画で一世を風靡したダンスの女王エレノア・パウエルと結婚していました。どちらかと言うと余り風采の上らない彼と、どうしてもイメエジが合わなかったことを覚えています。

    

                 エレノア・パウエル さん

主だった出演作品はこの二作の他、「コロラド」 「秘境」 「醜聞殺人事件」 「暴力教室」
「八月十五夜の茶屋」 など、などです。

皆さんにご覧頂きたいのは何と言ってもリタと共演したこの二作です。
ご紹介しておきましょう。

出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


発売日: 2005/09/28
メディア: DVD


主演 

リタ・ヘイワース グレン・フォード

 

 

 

 カルメン

出版社/メーカー: ビデオメーカー(発売2004/09/27)
メディア: DVD
 主演 リタ・ヘイワース グレン・フォード

 

好漢グレン・フォード の冥福を祈ります。

 

では今夜はこれにて…。 


2006-09-01 11:03  nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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昭和黄金時代スチール写真展4  [映画]

昭和黄金時代 スチール写真展 4

 夜のトップは東映の長編漫画 「白蛇伝」 です。1958年(昭29)の制作です。
  
白蛇の化身にまつわる宗時代の民話を大人の観賞にも耐えるよう、絵はご覧の通り、
  ことの他艶めかしく、お話はミステリアスに仕上げていました。森繁久弥宮城ま
    り子
の二人による声の出演もなかなかの評判でした。道成寺のリアリティを避け、あ
  えて支那のお話にエキゾチズムを横溢させたのは賢明でした。

                 長編漫画     「白蛇伝」

めつけ、ジョン・ウェインの西部劇 「リオ・ブラボー (59/昭30)です。
  西部劇ファンにはたまらない名場面ですね。監督はハワード・ホークス。数ある西
  部劇の中でも屈指の名作として語り伝えられています。正義の保安官に味方する
  ォルター・ブレナン老人が秀逸。ディミトリ・チオムキンの音楽もまた話題になり
     ました。劇中ディーン・マーチンが唄う “My Rifle,My Poney and Me”と
   悪方 のテーマ 「皆殺しの唄」 が忘れられません。

 リオ・ブラボー ジョン・ウェイン

キング・ヴィダー監督の傑作「摩天楼」です。(制作1949/公開51・昭26)
  ゲイリー・パーが抱いているのはパトリシア・ニールです。頑として自説に固執
  する理想主義の固まりのような建築家と、へらへらと商業主義に追従する建築家との
  葛藤に恋がからむという人間ドラマでした。姉歯さんもこの作品を見ていたらあのよう
  な間違いを犯すことはなかったでしょうに…。
  
ゲイリー・クーパーへの愛も実らず、神経を患って芸能界から離脱。やがて執念の
      リハビリの末カムバックを果したパトリシア・ニールを知る人には忘れられない作品
      ですね。有馬稲子さんが大好きな女優さんとか。何となく納得です。

 

    「摩天楼」    ゲイリー・クーパー       (参考写真) パトシア・ニール

夜のお終いは<よろめきブーム>も懐かしい中平廉監督の「四季の愛欲」です。
 制作は昭和25年。今の寺尾総よりも若い宇野重吉をご覧下さい。お隣は桂木洋子
 です。他に山田五十鈴、安井昌二、細川ちか子らがいやらしくからむ<大人の
 映画>でした。この頃僕は高校生。見たことは見ているのでしょうが、全く記憶にござい
 ませ~ん。


     「四季の愛欲」       宇野重吉         桂木洋子

 

VIDEOのご紹介

白蛇伝

白蛇伝

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2002/07/21
  • メディア: DVD

リオ・ブラボー

リオ・ブラボー

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 1992/05/22
  • メディア: ビデオ

摩天楼

摩天楼

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 2003/02/10
  • メディア: ビデオ

 

では今夜はこれにて…
次回のなスチールは?
お楽しみに!
 


2006-08-17 13:16  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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昭和黄金時代スチール写真展3 [映画]

昭和黄金時代 スチール写真展 3

アッ! と驚く 旧ソ連製怪獣映画 です。タイトルは 「豪勇イリヤ・魔王征服」
 こんなゲテものがあったんですねぇ。配給が新東宝というのも歴史ですね。
 シネマスコープのはしりでソ連スコープなんてスチールの隅に小さく読めます。
 監督はアレクサンドル・プトゥシコ。日本の八岐大蛇の伝説と似た中身です。
 さしづめこの怪獣、資本主義の化身なんでしょうなぁ。(昭31/56 封切 昭34)

 

お次は中野実が新派に書き下ろした戯曲を映画化した 「新家庭問答」 です。
 番匠義彰が監督のホーム・ドラマ。関口宏よりご父君佐野周二の方がうんと二枚
 目ですね。淡島さんもお若いなぁ。(昭33/58)

        左から     九条映子   佐野周二   淡島千景

 

西部劇 「ながれ者」 (昭31/56 封切 昭32) です。
 ラオール・ウォルシュ監督 クラーク・ゲイブル主演、にしては、あまり話題にな
 らなかったようです。強盗の隠し金をめぐるドラマでした。共演は「黄金の腕」シナトラ
 と亙り合ったエレノア・パーカー。日本ではもうひとつ人気の出ぬままでした。

          エレノア・パーカー      クラーク・ゲイブル

 

今夜の四枚目はご存知 五味川純平の長編小説の映画化 「人間の条件」です。
 監督は小林正樹。昭和18年の満州からお話が始まって延々と第五作まで作られて
 います。「七人の侍」で通行人役だった 仲代達矢 も堂々たる役者に成長していま
 す。他に佐田啓二、有馬稲子、淡島千景山村総 など、そうそうたる顔ぶれ
 でした。(昭34/59)

     左から      山村 総     新珠美千代     仲代達矢

ビデオ(DVD)は 「人間の条件」 のみ入手可のようです。

人間の條件DVD-BOX

人間の條件 全作 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2003/08/23
  • メディア: DVD

  

  では今夜はこれにて…
    次回をお楽しみに!


2006-08-12 11:17  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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昭和黄金時代スチール写真展2 [映画]

昭和黄金時代 スチール写真展 2

前回は邦画でしたから、今日は洋画を選びました。四枚とも変色が激しくどの程度復元できるかと思いましたが、ご覧の通りまずまずでホッとしました。

これはスタンリー・クレーマーの野心作 「手錠のままの脱獄 (昭33/58)です。
憎みあう白人と黒人が一つの手錠で繋がれたままの脱走劇です。
いつもは美女に囲まれてニヤついているトニー・カーチス(右)がここでは神妙。
黒人で主役を堂々と張ったシドニー・ポワチェ(左)に注目が集まりました。ラスト・シーンでボワチェが唄う「ロング・ゴーン」が印象的でしたね。

続いてはフランスの喜劇役者、ジャック・タチワンマン映画 「ぼくの伯父さん 
(昭33/58
キネ旬ベスト・テン第二位) の登場です。その風貌だけで観る人みんなを包み込むあたたかさを感じました。パントマイムの演技が絶妙でした。この辺はジャン・ルイ・バロオにもみられるフランスの伝統かもしれません。僕はどちらかと言うと、いわゆる<心あたたまる>映画はあまり好きじゃないんですが、この作品はふくよかに熟成した思い出が蘇る一枚です。

三枚目はテネシー・ウイリアムスの南部三部作の一つ、リチャード・ブルックス 
「熱いトタン屋根の猫」
 (昭33/58)です。
この辺り、やたら演技づいたエリザベス・テイラーですが、酒、ホモ、憎しみ、退廃、というドロドロの世界にいても、彼女文句なしに美しかった。これをホンモノの美女と申します。後ろに立っているのはポール・ニューマン。

 

今夜のお終いはガラリと趣きを変えてフランスの青春恋愛コメディと参りましょう。
ミシェル・ボワチェ監督の 「お嬢さん、お手やわらかに!」 (昭34/59)です。
左から パスカル・プチ  ミレエヌ・ドモンジョ  ジャックリーヌ・ササール の三人娘。
新人のアラン・ドロンがいい役をもらって張り切ってました。
そうそう、ポール・アンカ がこの映画で唄ってましたよ。

わが国でも 団 令子 中島そのみ 重山規子 の<銀座三人娘>が一世を風靡しましたが、そのルーツがこの三人です。

何を隠そう、僕のミレエヌ・ドモンジョへの肩入れはそんじょそこらのものじゃなく、熱病に近いものがありました。それだけに、裸を武器にして彼女をスターダムから蹴落としたブリジッド・バルドオを終生、憎み続けることにしています。  

 ビデオ(DVD)のご紹介

手錠のままの脱獄

手錠のままの脱獄

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2004/02/20
  • メディア: DVD

ジャック・タチの世界 DVD-BOX

ジャック・タチの世界 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2004/02/27
  • メディア: DVD

 

 

熱いトタン屋根の猫

熱いトタン屋根の猫

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 1998/02/06
  • メディア: DVD

では今夜はこれにて!
次回をお楽しみに!


2006-08-09 09:51  nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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昭和黄金時代スチール写真展1 [映画]

昭和黄金時代 スチール写真展1

粗大ゴミの収集が有料になる前にと、不用品をチェックしていましたら、思いがけない所に小さな紙袋がありました。さっぱり記憶がありません。何だろう?開けてびっくり!中から100枚ほどの古い映画のスチール写真が束になって出てきました。

うわァ!
持つ手も震えます。全部モノクロ、邦洋画、ジャンルも混ぜこちゃ。
そうだ!これは高校の映研(映画研究部)のころ、各映画館から宣伝用にもらったものだ、と瞬間そう察しがつきました。よくぞまあ、残しておいたものだ。まさしく <昭
和再発見!> 思わずバンザイを叫びました。写真の四隅に残る押ピン(東京では画鋲と言うそうです)の跡が何とも嬉しく、当時を彷彿とさせてくれます。 

少し落着いてから一枚、一枚じっくりと眺めますと、カーキ色に変色しているのもあれば、俳優の名は判ってもタイトルはさっぱりというのもあって、すぐにでも <写真の修正>と<作品の検証> にとりかからなくちゃいかん、と思いました。大変な作業になりそうです。でも楽しいな!

高校のころの映画と思いましたが、ちょっと違いました。映研のころに知りあった映画館の支配人とはその後もお付合いを頂いていたものですから、映画館の事務所にあつかましく顔を出してはこんなスチール写真をもらっていたのですね。
どうやら昭和30年代前半に集中しているようです。
では写真の修正と作品の検証を終えた分から順不同で公開?してまいりましょう。

なを、スチール写真とは、特に邦画の場合、宣伝用に特別に写したもので、その映画の一シーンではありません。それだけにマニアックなものでした。

たまたまですが、 第一回は 小津安二郎 「彼岸花」 (昭33/1958)です。
          

            小津安 ロートーンの世界 をご堪能あれ!

             田中絹代   有馬稲子   桑野みゆき

                 佐田啓二     有馬稲子

                久我美子     佐分利 信

                   永遠の美女 勢揃い!

         有馬稲子       山本富士子     久我美子

 因みにこの作品は   33年度キネマ旬報ベスト10 第三位 でした。
 他にこの年では 木下恵介 「楢山節考」  野村芳太郎 「張
込み」 など。

 洋画(公開)では ジャック・タチ 「僕の伯父さん」 アンドレ・カイヤット 「眼には眼を」
 ピエトロ・ジェルミ 「鉄道員」  ルイ・マル 「死刑台のエレベーター」 などです。

 お終いに「彼岸花」 ビデオ(DVD) をご紹介しておきます。

  彼岸花           
      
彼岸花

  出版社/メーカー: 松竹

  発売日: 1991/03/29

  •   

では今夜はこれにて…   


2006-08-04 09:07  nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 
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さよならジューン・アリスン [映画]

さよなら ジューン・アリスン
 JUNE ALLYSON (1917/10/7 ~ 06/6/8 88歳)

    
        右 「グレン・ミラー物語」(54) ジェムス・スチューアートと

1940年代から50年代にかけて、わが国でも根強い人気を保ったジューン・アリスンさんが亡くなりました。

お世辞にも美人とは言えず、声もガラガラのベチャ声(良く言えばハスキー)でしたのに、地下鉄のどこにでも座っているような娘さん、そんな庶民性が多くのファンに安心して受け入れられて、長い人気を保ちました。年を経てもそのイメージそのままに、マイホーム良妻賢母型女優のシンボルのような存在でした。

40年代後半、僕は専らリタ・ヘイワースなどの大物ヴァンパイヤにうつつを抜かしていましたから、文部省推薦的な作品はどちらかというと二の次でした。でも「若草物語」(49・写真)は神妙に観賞し、ジャネット・リー(左2) エリザベス・テイラ-(左) マーガレット・オブライエン(右) と彼女(右2)の家庭にアメリカを勉強させられました。

彼女のスタートはミュージカルでした。ジャズ・ファンなら必見の「姉妹と水兵」(44)はリー・ジェイムス ザビヤ・クガート レナ・ホーン ヘレン・フォレスト などマニア垂涎のジャズ・ラテン界の大物が出演した記念碑的作品ですが、ジューン・アリスンのさわやかな演技が微笑ましくこの映画のドラマを支えていました。
後年、それは「グレンミラー物語」(54)で決定的な印象をファンに与えることになります。

 
        サッチモ御大と談笑する ジューン・アリスン

ここで彼女のわが国で封切られた主な作品を列挙しておきましょう。
みなさんそれぞれに様々な思い出があろうかと存じます。
どうかいつまでもその思い出を大切になすってほしいと思います。因みにご主人ディック・パウエルとは63年に死別なすってます。私生活でも映画で見せたあたたかい家庭そのままだったと言うことです。


            夫君 ディック・パウエルさんと…

 姉妹と水平 (44) 百万人の音楽 (45) 嘘つきお嬢さん (46) 三銃士 (48)
若草物語 甦る熱球 (49)  グレンミラー物語 (54)  重役室 (54)
「もず」 (55)  間奏曲 (57) などなどです。

ご冥福を祈ります。

では今夜はこれにて…  


2006-07-12 09:06  nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
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「夏の嵐」 アリダ・ヴァリ逝く [映画]

「夏の嵐」 Alida Valli 逝く (84歳)

         

22日、アリダ・ヴァリさんの訃報が入りました。伝統あるイタリア貴族のプライドを彼女ほど冷徹に激しく演じた女優さんは他にありません。ヒッチコックルキノ・ヴィスコンティをはじめ多くの名監督が惚れこんだのもむべなるかなです。

    

     ヒッチコック作品 「パラダイン夫人の恋」(47) グレゴリー・ペック

 戦後間もなく封切られたキャロル・リード「第三の男」(英・49)は、大戦後我が物顔に振舞うアメリカと、その一部軽薄な文化を、歴史と伝統に支えられた欧州の人たちがものの見事に嘲笑した作品でした。その象徴が有名なあのラスト・シーンです。哀れジョセフ・コットンくん、遂にわがヴァリさんに一瞥も与えられず無視されました。あの芯の強さが彼女のすべてと言ってもよいでしょう。

 「第三の男」

  彼女をフィーチュアした珍しいポスター

      オーソン・ウエルズ トレヴァ・ハワードの上に名がありますね。

 ポスターのように ヴァリ の名で出ていましたが、渡米して後は アリダ・ヴァリ でした。ヒッチコック「パラダイン夫人の恋」(英・47)で名を成し、イヴ・アレグレ監督の「奇跡は一度しか起こらない」(50・仏) ロッセリーニヴィスコンティなどが集まって作ったオムニバス映画「われら女性」(伊・53)など順調にこなした後、彼女の代表作、ヴィスコンティ「夏の嵐」(54・米)がわが国でも封切られ彼女の人気は地味ながらしっかりと根付きました。

 

            「夏の嵐」(54) 共演 ファーリー・グレンジャー

最初イングリッド・バーグマンマーロン・ブランドで企画されましたが紆余曲折があってグレンジャーになりました。1866年オーストリア占領下のヴェニスを背景に伯爵夫人と一中尉の道ならぬ悲恋ドラマです。ロッセリーニなどのネオ・リアリズムからの脱却を示す歴史的名作です。また後の「山猫」をこの時すでに予見しています。DVDも単品で出ていますし、ルキノ・ヴィスコンティシリーズでもこの作品が入っています。この機会、ぜひご覧下さい。

  「夏の嵐」 単独 DVD   

ルキーノ・ヴィスコンティ DVD-BOX 3枚組 ( 揺れる大地 / 夏の嵐 / 家族の肖像 )原題 SENSO は 官能 と訳します。戦争ではありません。念のため。

 

ルキーノ・ヴィスコンティ DVD-BOX 3枚組

( 揺れる大地 / 夏の嵐 / 家族の肖像 )

  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2003/06/21
  • メディア: DVD

 名優アリダ・ヴァリの冥福をこころよりお祈りします。

今夜はこれにて… 


2006-04-24 08:35  nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
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