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水無月 鱧 京の夏 [食習慣]

水無月 鱧 京の夏

早いものですね。もうすぐ半年が過ぎちゃいます。
京では毎年、この六月のお終いには 水無月 と言う御菓子を戴くことになっています。

旧暦の六月一日は「氷室の節句」というそうです。
御所では越前から鯖街道を経て運ばれた氷を大切に保管していました。
貴重品中の貴重品です。でも京は暑い。融けてしまいます。だから氷を神様のように祀りました。

御所では、六月(水無月)に夏越祓 という行事があります。その節、氷に見立てた御菓子を食して暑い、暑い京の夏を迎える習慣が生まれました。その御菓子が外郎(ういろう)に小豆をまぶした 水無月 だったのです。今で言う 氷金時的発送ですね。当時氷は三角に切った名残りで、この御菓子はずーっと三角形をしています。(写真

  おいしそう!

 常々、 水無月 を作っていない和菓子屋さんも、この30日だけは特別にこしらえて予約をとったりしているようです。外郎菓子は名古屋のほか全国に多くありますが、京の味はまた格別です。一度お召し上がり戴いてご納得のほど…。お値段は宇治茶を入れた最高級品でも 一つ、300円 くらいです。

さて、水無月 を戴きますと、京は祇園祭とともに暑い、暑い夏を迎えます。

その夏バテを防ぐもっともポピュラーでかつまた贅沢な食が  なのです。
 は獰猛な魚です。料理人が絞めてもそうやすやすとくたばらないそうです。凄い生命力を持っています。
京の魚は山で捕れる なんて言葉が残っていますが、これは鯖街道を担いで歩く運び人が山中で一服ている間に逃げた  のことです。土の上でなお、ピンピンしている  がいたのです。山の人がそれを見つけてぶったまけました。それがこの言葉の由来です。
よーし、この魚を活力源に京の夏を乗り切ろう!
かくして  は京の夏と切っても切れぬ魚になりました。

厄介なのは鱧の骨。さてこの骨をどうするか。料理人の腕の見せ所です。
京の料理人はこの骨切りの神業を磨きました。鱧の身一寸(3,3センチ)に何回、骨切りの包丁を入れられるか、20だ。いや俺は23回だと、お互いが自慢しながら京の夏料理として定着して行ったのです。

    椀 よし

   落とし よし

   山椒で焼くもよし

                こたえられまへんなぁ

もうすぐ京はコンコンチキチンの祇園祭です。

今夜はちょっと張り込くで 鱧料理 にしまひょ


うっとおしい梅雨ももう少しの辛抱、

  雨の祇園を歩くお坊さん。これも京の風情どす。

 では今夜はこれにて…。 


2006-06-24 13:37  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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