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狸囃子 アーサ・キットさん逝く [VOCAL]

  訃報   アーサ・キット さん (81歳)
  08/12/25 没  EARTHA KITT

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巫女さんみたいな人でした。新興宗教の教祖みたいな人でした。歌と言い、風貌と言い、国籍不明の黒い人が突然現れて何語か分からん奇妙キテレツな歌詞で 「ショー、ショー、ショージョージ…」 とやらかしたんですからぶったまげましたねぇ。忘れもしません。この声を初めて耳にしたのは、所もよし「京をどり」で名の知れた遊郭、宮川町のど真ん中にある和風喫茶でした。もちろん未明です。ほろ酔い機嫌を覚ますにはもってこいの声でした。客のみんな゛瞬間にこの声の虜になって、ウヘーと聞き込んだものです。リタ・ヘイワースと別れた直後のオーソン・ウエルズが「今、世界でいちばん刺激的な女」と言ったのも無理はおまへん。ほんとに刺激的な声でした。ウエルズはそう言って彼女をブロードウエイに招きましたが、わがNHKは彼女の 「セ・シ・ボン」 をまさに刺激的と言って放送禁止曲にしちゃいました。昭和29年ごろと記憶しています。彼我の文化の差でありんす。

    20081226_200717172.JPG ナット・キング・コール と

幸い、我が家に「ナット・キング・コール・ショー」で唄う彼女の生の映像がありましたから早速引っ張り出してきました。(57年10月全米放映) 改めてじっくりと拝見することにましょう。ここでは 「ジャスト・アン・オールド・ファッションド・ガール「私の心はパパのもの」をソロで唄ってます。小生の楽兄、故小川正雄氏がいみじくも言った彼女の「ちりめんジャコ的ビブラート」がたっぷり聴けますし、回転の速いお得意の巻き舌も健在です。エキゾチズムこそ売りものとばかり 「アラビアの酋長」 をコールとの掛合いで唄うオマケもついていました。これぞ永久保存! 彼女とコールは映画セントルイス・ブルース」(58)で共演していますから撮影の打合わせなどでこの前後、なにかと交流があったようです。

    20081226_200545766.JPG サミー・デイヴィスJr と 

彼女、チェロキー・インディアンと白人のハーフです。幼い頃は黒人からいじめられ、芸能界に入ってからは白人からの差別に悩みました。ジョンソン大統領との昼食会に招かれたのはいいのですが、その席で <ベトナム戦争反対> をストレートに発言したものですから反米主義者の烙印を押されたり、合衆国人種社会の苦労が常について廻るという不幸な、反面ファイティングな人生でした。
16歳の時、キャサリン・ダンハムというダンス・チームの一員とて広く欧州を巡業し、その独特な芸風で人気を得、巴里のクラブ 「キャロル」 の専属歌手として独立。51年にオーソン・ウエルズの誘いもあり帰米。この欧州巡業のときに覚えたとルコ語の歌 「ウシュク・ダラを唄ったらこれが大喝采 (レコード・53年)。 この後「セ・シ・ボン」「サンタ・ベイビー」そして前出の「パジャーズ・バーティー(トルコ語と英語で唄う証城寺の狸囃子)」と順調にヒットを連発します。因みに彼女の歌は十ヶ国語に及ぶそうです。訪ねた国へのサービスとか。泣かせますね。日本には63年にやって来ましたがヒットのわりには客の入りはもうひとつだったとか。キャリア・ウーマンのファイティング・スピリットが身体中から発散する強い個性に当時の日本男性諸君、ついて行けなかったのかも知れませぬなァ。

では彼女のアルバムをご覧願いましょう。スペイン語、フランス語のアルバムはあっても、ガーシュインやコール・ポーターなどのスタンダードを集めて唄うというパターンはありません。この辺が彼女の本領ですね。僕の感覚ではいつも彼女だけちょっと離れたところに椅子があったように思います。
彼女、オバマさんが大統領になるという歴史的なアメリカの変革を見定めるように去って行きました。彼女の体験したいろんな人生がオバマさんの上にずっしり乗りかかっているように思えてなりません。 

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今ごろは 江利チエミ さんに 「ウシュクダラ」 の日本語の歌詞を習っているかもしれませんね。二人肩組んで大声で唄って下さい。

ほら、聞こえてきました。    「ウシュクダラ はるばる 訪ねてみたら  ~ ~ 」

     冥福を祈ります。
         今宵はこれにて…




ケイ・スターを聴きましょう [VOCAL]

 KAY STARR
  ケイ・スター 21 SELECTION

彼女が唄えばビッグ・バンドもスモール・コンボだ!

昨年の仲秋の名月は、しんみりと藤本二三吉さんの端唄を聴いておりました。雲ひとつなく申し分のないお月見でしたが今年は雲が多くて残念無念。そんな時友人から ケイ・スター を選んでほしい、とまたまた勝手なことを言ってきました。僕も暫く聴いていなかったものですから、それもよかろう、と二つ返事で引受けました。二三吉からケイ・スターに飛ぶところ、まさにB型の本領と自覚しております。

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さて、そのケイ・スター。蚊取線香の煙みたいな声で、ボサボサしたボサノバを唄って 「わたしジャジュ歌手」 なんてヌカしてる手合いに朝から晩まで強制的に聴かせたい。ポップスを唄っても、トラッドを唄っても、賛美歌を唄っても、どこを押してもピクリともしない、誰にも真似のできない強烈なKAYスタイルで唄います。スケールの大きい歌手ですね。エラ・フィッツジェラルドが 「いちばん好きな歌手は?」 と訊ねられるといつもケイの名を上げています。声量豊かです。パァッと華やかです。初めて聴かれた方はその迫力にドキマギされるかもしれませんが、でも、暫く聴き続けますと、不思議や不思議、いつの間にか彼女の声の虜になって参ります。ホンモノです。こういう人の歌を聴いてあなた方の五感を磨いて頂きたいのです。

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 今 目の前にあるジャケットです  もっとたくさん並びますが 他は割愛

15歳(1937)でヴァイオリンジョー・ヴェヌーチ楽団、39年にはボブ・クロスビー楽団とマリオン・ハットン病欠のグレン・ミラー楽団に誘いを受けます。高校を出て片腕のトランペッター、ウインギー・マノンの楽団で腕を磨いた後、ホワイト・ベイシーと言われたインテリ・バンド、チャーリー・バーネットの楽団で唄いました。彼女の幅広いレパートリーはこうして培われました。単に歌が巧いだけで、これだけ凄いバンドから誘いが来るとは限りません。育ちのよい人柄でみんなに好かれたことは容易に察しがつきます。因みに彼女はリー・ワイリーキーリー・スミスと同じく、インディアンとのハーフです。彼女の誇りでした。

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大ヒット曲の SHEET MUSIC COVER です  

終戦後、ドリス・デイダイナ・ショアより少し遅れて彼女の名を知りました。ポップスとかジャズとかとかく区別したがる馬鹿どものためにワリを食った気がしないでもありません。レコード会社の売り方も、もうひとつ方向性がなかったようです。でもLP時代に入って、彼女のアルバムが一枚、また一枚、発売を重ねるにつれてファン層も広がってきました。その辺の過程も踏まえながら選曲することにします。

 ジャケットは平凡に…

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 ラベルはアルバムなどをランダムに…

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さて、その選曲ですが 「スロウボート・トゥ・チャイナ」 や 「家へおいでよ」 なんかも、と思ったのですが、いかにもナツメロ調になりますのでカット。「ポナパルトの退却」といったヒット・ナムバーなど捨て難い曲もあったのですが、そんなことを言っていたら一向にまとまりませんので「エいッ!」とばかりに選んだのがこの21曲です。ホーギー・カーマイケルの「ロッキン・チェア」はイの一番に選びました。何せあちらではホーギーと言えば、即、ケイと相場が決まってるからなんです…。

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1980年、還暦を前にした彼女がローズ・マリークルーニィヘレ・オコンネル、唄子さんも裸足で逃げる大口マーサことマーサ・レイ、と組んで 「THE NEW 4 GIRLS」 を結成し、各地で華々しいステージを展開したというニュースは僕をして欣喜雀躍させました。(写真↓)

今年、86歳のはず。まだまだお若い!いつまでもお元気でと願わずにはおられません。

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      ロージー×ヘレン×マーサ×ケイ= バワー爆発!

今年の月見は台風の影響でどうもいけません。
「So tired … wating for you…」と切なくブルーに唄うケイ・スターを聴きながら、上村松園の名画「待月」に思いを馳せるのもまた一興かと存じます。

  では今宵 これにて…
    TILL WE MEET AGAIN !


  


2008-09-15 19:02  nice!(0)  コメント(2) 

ジョー・スタッフォード メモリーズ [VOCAL]

  JO STAFFORD 
   
MEMORIES
When I glow too old to dream …

 もっと早く JO の想い出のCDを創りたかったのですが、パソコンのご機嫌が悪く、延び延びになってしまいました。コレクションを整理していましたらその数の多さにびっくりしました。こんなにたくさん揃えていたのかな、と改めて驚いている始末です。中にはレーベル不詳、25センチの明らかに海賊盤と知れるLPも出てきました。中味はJOと夫君のポール・ウエストが当時ラヂオ番組で名司会者として人気のあったマーチン・ブロックと余人を交えずスタジオで楽しく語り合っているという、30分番組のエア・チェック盤でした。こんな発見がありますのでたまには棚の整理もしなくちゃいけません!

パソコンの具合がどうもおかしいので先を急ぎます。
ジャケットは熟年の魅力溢れるJOです。タイトルは好きなアルバムのタイトルを拝借しました。

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ラベルは青春真っ只中…!

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選曲は僕の青春真っ只中から成長期?にかけて想い出のいっぱい詰まった曲ばかり集めました。前述のラヂオ番組のサワリも入れようと思ったのですが、聴く方がチンプンカンプンでは意味がないので割愛。大好きな 「マイン」 はノイズが高くて見送りました。
ラストはこのCDを編集する前からネルソン・エディと二人して唄う夢見るころを過ぎても」と決めていました。

When I glow too old to dream …
僕の青春とともに JO STAFFORD は永遠です。
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Your love will live in my heart …
今宵の京は五山の送り火。大文字もやがて静かに、消え行きます。合掌…

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   今宵はこれにて…


   


2008-08-16 07:16  nice!(0)  コメント(2) 

惜別 ジョー・スタッフォード [VOCAL]

 惜別 
 JO STAFFORD 

   ジョー・スタッフォードさん 1917/11/12 ~ 08/7/16

        テクニックは女性歌手のトップだ
      その気になれば16小節だって続けて唄える
                      フランク・シナトラ
                   
                          R・ヘミング D・ハイデュ共著
                                「スタンダードの名シンガー」 284頁

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              ELEGANCE
      
ジョー・スタッフォードさん 90歳の長寿を全うされました

僕の青春がまたひとつ散りました。  彼女には熟れた柿の実が今まさに樹から落ちなんという熟女の風情がありました。
進駐軍向放送(AFRS/FEN)から流れるジョーの唄声を、一節たりとも聞き逃すまいと必死の思いでオールウェイヴのラヂオに耳をそばだてたあの日、あの頃が走馬灯のように思い出されてまいります。

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忘れもしません。曲は <IF イフ>。
<If they made me a queen…> と唄い出すこの イ~~~~フ にジョーのすべてが集約されています。水晶の如き透明度の高い美声、真っ直ぐに伸びる独特の唱法。この イ~~~~フ を耳にするだけで催眠術にかかったようになりました。曲を聞き終りますともうメロメロ。授業中もジョーの歌声が耳から離れません。先生の声なんて上の空でしたねぇ。
コロムビアのL盤からこの「イフ」が発売された日(51年10月 L-47)レコード屋にまっしぐら、となったのは言うまでもありません。B面には「It is no secret」 という曲が入っていたのを今でもはっ
きりと覚えています。この発売より少し前にジョーの「テネシー・ワルツ」が出ていますが(57年7月 L-45)、どうも僕はあの頃からカントリー調の曲は身体に入らず、母親にねだるレコード代の使途はこの「イフ」にピッタリと照準を合わせておりました。

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ジョーは加州の出身ですが、家族がテネシーの出身だったのでカントリーも自然とレパートリーに入っていました。その巾の広さも出世の武器だったようです。レコードがSPからLPに取って代り、テーマを持ったアルバムが発売されるようになりますと、単発一曲という歌手は次々と消えて行きます。その<LPアルバム>で最初に100万枚を売り上げるゴールデン・ディスクに輝いたのはクロスビーでもシナトラでもなくわが ジョー だったのです。

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     トミー・ドーシーのバースデイ シナトラと

フル・スピードで彼女の足跡を追ってみましょう。
唄い始めは家族でグループを組んだ「ザ・スタッフォード・シスターズ」。カントリーでした。35年ラジオ界デビュー。41年トミー・ドーシー楽団に入ります。世に名だたる<パイド・パイパース>のリード・ヴォーカルに抜擢。戦後はVOA(ヴォイス・オブ・アメリカ)と契約。その声が日本に届いたのです。独立してキャピトル入り。51年ポール・ウエストンと結婚します。52年、CBSから 「YOU BELONG TO ME」 の大ヒット。業界はLP時代に突入。ヒット・アルバムを連発。60年、英国に渡りクロスビー、メル・トーメ、ローズマリー・クルーニイらとATVシリーズに出演。70年代に入る前に引退。文字通り彼女の唱法そのままのストレートな歌手生活でした。

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          最大の理解者 夫君 ポール・ウエストンと

さて、彼女の最高傑作ってどのアルバム? 僕の答えは 「全て」と言う他はありません。巷ではエリントニアンズと共演した 「ジョー・プラス・ジャズ」 だ、ということになっていますが、開き直って言うほどのことでなし。いつもと同じように、たまたま、バックがエリントニアンズだっに過ぎません。「霧のロンドン・ブリッジ」 「ジャンバラヤ」 「イフ」 のジョーが、そうそうたるジャズ・メンをバックに唄ったからと言ってガタガタ騒ぎなさんな、と言いたいのであります。

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                   晩年の二人

では数あるLPの中から大好きなアルパムを順不同で記しておきます。

※ 夫君ポール・ウエストンとの共演盤 「スインギン・ダウン・ブロードウェイ」(CL-1124)

※ ジャズ・アコーディオンの名手アート・ヴァンダムと 粋に、スマートに、心地よくスイングする 「ワンス・オーヴァー・ライトリー」(CL-968) 特筆大書しておきたいのはこの中で僕の大好きな「マイン」を唄っていること。僕にとって文字通りマインなアルバム。

※ トミー・ドーシーを偲んでハーツフルに唄う 「ゲティング・センチメンタル・オーヴァー・ トミー・ドーシー」(リブリーズ R-6090


※ 心ゆくまでジョーのバラードを堪能できる一枚 「アイル・ビー・シーイング・ユー」(CBS- 2520)

※ パイド・パイパースでの名録音が散らばる 「ザ・パイド・パイパース」(FPC-88X 二枚組) ここではシナトラやジョニー・マーサーとの歴史的名唱が聴かれます。特にジョニー・ マーサーと唄う「キャンディー」は僕の宝物!

並べ出しますとキリがありません。
今日はずっとジョーを流しっ放しです。たまたま今、流れているのが 「I’ve got the world on a string」です。まさに彼女はヴォーカル界を我がものにしましたね。感無量です。

いついつまでも聴き続けることを改めてジョーにお約束してお別れしたいと思います。

トランペット・ヴォイスよ ベルベット・ヴォイスよ、さようなら…素敵なお唄を有難う!!! 

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今宵はこれにて…


  



ジョニー・マーサー物語 [VOCAL]

JOHNNY MERCER STORY
     ジョニー・マーサー 物語

シリーズもこれで一服…と書きましたら ジョニー・マーサー が残ってまっせ という脅迫とも希望とも定かでないメールが数通入ってきました。嬉しおすなぁ。こんな好きもののお遊びに声援下さるなんて…。マニア冥利に尽きるというものです。これではストップできません。よーし、とその気になって創りましたぁ~!

ジョニー・マーサー。名曲「ドリーム」を書いた人。ジョセフ・コスマのシャンソン「枯葉」に英詞をつけた人。「酒とバラの日々」「シャレード」「ムーン・リヴァー」などのヒット曲を次々世に出した人。ソロ・シンガーとしても大活躍した人。人名事典風に書くとこうなります。ですから、この人は「ジャズ・ヴォーカル入門」なんかのお話のイントロにはもってこいなんです。ジャズ・ヴォーカルなんて聴いたことのない方でも「枯葉」は知ってます。彼のおかげで過去、随分と多くのヴォーカル・ファンができました。ジョニー・マーサーに感謝!

       20080628_101543261.JPG ジョニー・マーサー

ヒツト・ソングのライターたちを集めた楽しい切手類です。ドロシー・フィールズ、ホーギー・カーマイケル、前回のハロルド・アーレンらと一緒にジョニーの顔も入ってます。それにしてもこの似顔絵、もうちょっと上手に書けんもんどっしゃろか…。

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シンガーとして活躍中のスナップと楽しく?楽想を練るジョニーを ジャケツト にしました。

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ディズニーの諸作品にも多くの曲を提供しています。SPレコードを抱えたジョニーの楽しいシヨットをラベルに拝借しました。

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選曲をどうぞ…。

「ムーン・リヴァー」などを入れ出しますとスクリーン・テーマ集になっちゃいますのでその辺をセーブしながら選曲しました。おや、(2)のシャレード、Aが抜けてます。ご免なさい。(8)は「銀座の恋の物語」と同じく必ずデュエットで唄います。(10)はジョニーの面目躍如。エリントンの曲に歌詞を付けたらヴォーカルのスタンダードになっちゃった。わが国でもせいぜい20曲くらいのレパートリーなのに「ワタチ、ジャジュカシュ」なんてヌかしてるテアイでもこの曲は唄いまぁ~す。ここではご当人に楽しく唄って頂きました。(11)はポピュラー史に残る名曲、名唱。ラストにシナトラの「PS・アイ・ラヴ・ユー」を予定していましたが、ノイズが高く割愛しました。残念!

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シナトラを聴き終える頃、ハートが昂ぶってまいりました。こんな夜はドーンと強いヤツがよろしい。ショート・カクテルの王者 <ギムレット> を粋にクイッとやりましょう。

ドライジン 四分の三 ・ ライムジュース 四分の一 ・ シュガー・シロップ 1 ティースプーン を小粋にシェイクしてカクテルグラスに注ぎます。エッ?彼女も? 強いなぁ~!

そうそう、今日は六月の晦日ですね。
この日、京びと は必ず <水無月> という外郎に小豆をまぶした上品なお菓子を召上ります。大阪にこの風習がないものですから売っているいるお店を予めチェックしておかなくてはなりません。
「あった、あった!」 家内が大声を上げながら今、帰ってきました。デパチカで京都の和菓子屋さんが一日限定で売っているそうです。大阪と京都、その距離は僅かですが、
文化、風習が違いますとかくも苦労致します。

今年も後半年、早いものですね。

今宵はこれにて…    下のカット、ジョニー・マーサーの「ブルース・イン・ザ・ナイト」とは何とまぁ心憎し!

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ハリー・ウォーレン&サミー・カーン物語  [VOCAL]

HARRY WARREN &
SAMMY CAHN  STORY
    ハリー・ウォーレン &  サミー・カーン  特集

<bobcat オリジナルCD/作家シリーズ> も前回のアーヴィング・バーリンで打止め、と思ったのですが、何かこのままストンと終るのも呆気ないものですから、事のついでにもう一枚追加することにしました。
誰にしようかと迷ったのですが、ニューヨーク生まれのこの二人に決めました。他にもジョニー・マーサーフランク・レッサなど追いかければキリがありませんがこの辺で幕にしましょう。

まずはサミー・カーンです。ジェローム・カーンガス・カーンと同業者に鐘の音?も賑やかですが、ここは作曲家のジュール・スタインと組んでシナトラをしっかり支えたサミー・カーンを集めました。彼は30本近くハリウッドの映画音楽に携わっていますが、シナトラの出演した映画の殆どに彼の名を見出すことができます。ですから彼の特集を組む時、シナトラのアルパムを並べれば実に簡単ですが、それでは実もフタありません。10曲を選んで10人のシンガーにお願いしました。

    20080623_82202585.JPG  SAMMY CAHN

さてもう一人はハリー・ウォーレンです。28年に発表した「ナガサキ」のヒットで名が出ました。アカデミー賞を三回もとっている幸運な人です。汽車ポッポがお好きなようで、グレン・ミラーの演奏でお馴染みの「チャタヌギー・チュチュ」やアチソン・トペカ・サンタフェ」など軽快にヒット曲のレールを驀進しました。僕にはローリング・トゥエンティーズに花を咲かせたルース・エティングの伝記を映画化した「情欲の悪魔」(51/ジェイムス・キャグニイ ドリス・デイ)が忘れられません。

    harryoscar.jpg  HARRY WARREN

好きな曲が多く10曲を選ぶのに正直、苦労しました。またカーンで選んだ歌手との重複を避けたものですから時間もかかりました。こうして選んでみますとカーンには男性歌手が、ウォーレンでは女性歌手が並んでいます。無意識に選んだ結果です。面白いものですね。特徴が出てきます。

ジャケットです。それぞれお二人のシンボルを上下に並べました。

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ラベルは茶目っ気に

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では肝心の中身をどうぞ!

(1)サミー・カーン本人も唄ってます。(2)アメリカの恋人、実感 (5)の「オール・ザ・ウエイ」 スティーヴ・ローレンスよし。(8)「イッツ・マジック」 サミーの歌手としての実力を再認識。(17)ボスウェル・シスターズハーモニー絶妙! (19)「瞳は君ゆえに」 卒倒するほど素敵なタイトルですね。

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(20) 「ブロードウェイの子守唄」 を聴いて眠るどころか眠れなくなってきました。

今夜は <シャンデー・ガフー> をグーイといかが!
実に簡単、黒ビールとジンジャーエールを半々、ビヤ・グラスに満たして、さぁローリング・トゥエンティーズにかんぱい!

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アーヴィング・バーリン ストーリー [VOCAL]

アーヴィング・バーリン ストーリー
  IRVING BERLIN STORY

ガーシュイン、ポーター、ロジャース&ハーツ と続いたところでこのまま鉾を収めてしまったらもったいなし!そう思って今回はアーヴィング・バーリンをまとめてみました。こういうことは調子の出ている間にやっておかないと次はいつになるか分かりません。

バーリンにはロシア人の血が流れています。ニューヨークのイースト・サイドに住み着いたのが1896年。「アレキサンダース・ラグタイムバンドで一躍注目を浴びます。生涯の作曲数はラヴ・ソングからNHK的国民歌謡まで1000曲を超えるそうです。ガーシュインをして<アメリカシューベルト>と言わしめた所以です。わが家では戦時中でも音を小さくしてこの「アレ・ラグを聴いていました。「恋人よ我に帰れ」「ラバ・カン」と言ったようにバーリンもちゃんと曲名を省略して通じるくらい日本でも市民権を獲得していたのです。

   20080613_73511405.JPG  IRVING BERLIN

人名辞典じゃありませんので略歴はカット。早速選曲に入りましょう。小生アメリカ人でも、クリスチャンでもありませんから、「ゴッド・プレス・ザ・アメリカ」といった国民歌謡、宗教歌、などはサッサと省いて20曲を残しました。超ヒット曲ホワイトクリスマスも年に一回の曲ですからカット!

では例によりジャケットデザインから…

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ラベルはこんな具合…

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戦後に始まった小生のコレクションの記念すべき第1号はコロムビアのL盤、レス・ブラウンバンドで唄うドリス・デイセンチメンタル・ジャーニー」でした。母からお小遣いをもらうなり、一直線にレコード屋に走りました。この片面が「朝は太陽、夜は月」だったのです。躊躇することなく一曲目に選びました。

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ひとはバーリンの代表作に「アニーよ銃をとれ」を上げますが、体当たり的オーバー・アクションのベティ・ハットンがどうにも僕の皮膚感覚に入らず、と言って無視するわけにも行かず、苦渋の選択で「ゼイ・セイ・イッツ・ワンダフル」を一曲入れました。同じく「イースター・パレード」のジュディ・ガーランドもどうも僕の好みとは落差がありますがアステアを忘れることはできません。「プティン・オン・ザ・リッツ」は美女に囲まれクラーク・ゲイブルがご機嫌で唄ってましたね。「ショウほど素敵な…」ズバリ、エセル・マーマン。彼女なくしてこの曲なし!
なをSP盤で出たナンシー・梅木の「サヨナラ」とこのバーリン「さよなら」とは曲が違います。混同なさいませぬよう…。

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甘く切なく、という曲が少なくてご免なさい。
今夜のカクテルは何がいいかな?ちょっと豪華に<ミリオンダラー>はいかがでしょう。

ドライ・ジンをベースに卵白1ヶ分、グレナデン・シロップを少々、パインジュースを加えシェイク。
パイン・スライスを飾ったシャンパン・グラスに満たして出来上がり。
お二人の夜をデリシャスに演出なさいませ。

では今宵はこれにて…

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ロジャース&ハート ストーリー [VOCAL]

 ロジャース & ハート ストーリー
     
RODGERS & HART STORY

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                              「夜の豹」 57 

この一週間、ガサガサゴソゴソ、LP、テープ、CDとあっち、こっちに散在しているロジャース&ハートの音源集めにかかりきりでした。聴いたこともないテイクや、残したいけれどノイズが高くて割愛したり、「ミスティ」のようにたくさん出てくるものと思い込んでいる曲が案外少なかったり、僕なりにいろんなドラマがあって、これがまた楽しいのであります。曲を選別し一曲づつMP3に変換して行きます。こうして出来上がった自作CDへの愛着はひとしおです。これぞマニアの醍醐味とでも申しましょうか。このジャズバカ、好きものにしか分かって頂けないでしょうなぁ。

前回は7曲を三人づつで聴く「カクテル・シリーズ」でしたから今日は20曲を一人づつのシンガーで楽しむオムニバス盤となります。題して「ロジャース&ハート・ストーリー」

ジャケットには格好のアルバムがありましたので流用しました。

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ラベルは二人の傑作ミュージカル「PAL JOEY」から「BEWITCHED」のアート・デザインです。
年配の方は57年 リタ・ヘイワース フランク・シナトラ キム・ノヴァク という豪華キャストで映画化された「夜の豹」を思い起こして頂きましょう。

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さて、苦心の選曲と人選です。キーリー・スミス「リトル・ガール・ブルー」どうしても入れたかったのですが、ノイズが高く残念無念!

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今夜のカクテルは「サイド・カー」をご用意しました。
ブランデー四分の二、ホワイト・キューラソーとレモンジュースを各四分の一。 シェークです。
リタ・ヘイワースキム・ノヴァク どちらかお好みの大スタアを隣に乗せて走り出して下さぁ~い。

 では今宵これにて…

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ロジャース&ハート 聴き比べ [VOCAL]

ロジャース & ハート 聴き比べ
  COCTAILS with RODGERS & HART
 
RICHARD RODGERS   LORENZ HART)

このところの千葉ロッテ・マリーンズの戦いぶりはどうしたことでしょう。カリカリしていても始まりませんので、ジャズばっかり聴いています。それにしても最下位とはいただけませんなぁ。ヴァレンタインさんもリー・ワイリーなどをお聴きになってどうか心身ともにリラックスなさいまし。気分転換にはジャズ・ヴォーカルがいちばん!。さぁ、気文を取直して交流戦を乗り切って下され。とにかく、最下位だけは御免を蒙っておきます。

さて、私、コール・ポーターの次にガーシュインのカクテールCDを創りましたところ、望外のご好評を頂戴しました。この際アーヴィング・バーリンや、ロジャース・アンド・ハートなんかも…と友人におだてられ、思い切って今回はロジャースハートに取り掛かることにしました。ご承知のようにこの名コンビはアイーラジョージガーシュイン兄弟や、アーヴィング・バーリンコール・ポーターらと20年代から40年代にかけて多くの名曲を世に出した逸材です。今回僕が選んだ曲目からこの二人の功績に改めて思いを馳せて頂けたらと思います。なを、ロジャースハートの死後も活躍を続け、ハーマンシュタインと組んで世紀の名作「南太平洋」を世に出しています。

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例により選曲には頭を痛めました。「ゼアズ・ア・スモール・ホテル」は僕の大好きなナムバーなので強引に入れました。悪しからず…。

ジャケットコニー・ボスウェル世紀の名唱にダヴらせて「ブルー・ムーン」をあしらいました。

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お二人ともニューヨーク生まれです。文句なしの都会派です。「マンハッタン」と「蒼い月」。こんなラベルにしました。

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シンガーを選ぶのも一苦労?。 あちらを立てればこちらが立たず。リー・ワイリーは満を持してイントロとトリをお願いしました。彼女の唄う「マンハッタン」。 いつ聴いても魂を奪われます。今回も7曲を3人づつ、20人のチョイスです。ではお楽しみ下さい。

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今宵のカクテルはもちろん 「ブルー・ムーン」 ですね。
シェーカーに四分の二をドライ・ジン、四分の一づつをヴァイオレット・リキュールとレモンジュースです。
洋酒コレクションにパフェタムールがあれば申し分ありません。神秘的な蒼さに酔いしれていただけます。

カクテルとコニー・ボスウェルそしてりー・ワイリー。何という贅沢!!!

では またぁ~~~

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ガーシュイン 聴き比べ [VOCAL]

ガーシュイン 聴き比べ
   COCKTAILS with  
GEORGE GERSHWIN

前回、コール・ポーターの曲をあれこれ聴き比べましたところ、ジョージガーシュイン を忘れてもらっては困る とのお叱りとも、催促ともつかぬメールを複数頂戴しました。それもそうだな、と思って早速とりかかりました。ガーシュインはゾッコン傾倒していますので思ったより時間もかからず、ルンルン気分で創り上げました。

 いつも選曲で悩みますが、若い方がこれからジャズ・ヴォーカルにのめり込んで頂くキッカケにと、ポピュラーなナムバーに限っています。リミットがCD一枚分の一時間ですから曲は7曲、一曲3人に絞り、前回のコール・ポーターと違って今回は一人、一曲を意識して21組のシンガーをUpしました。単純に一曲3人をチョイスするのは簡単ですが、バンドの編成やテムポの違い、なども考慮して強弱をつけました。ヴァースから入っているテイクもこの場合かかせません。

ではご覧下さい。

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「ラヴ・イズ・ヒヤ・トゥ・ステイ」は妹さんのフランシスピアノ伴奏で原譜のまま斉唱しています。対比して他のナムバーを聴いてもらえればジャズの楽しみが横溢してまいります。ティナ・ルイスの悩ましきすれすれのお唄も、ビリー・エクスタインの思わず襟を正すような名唱も、みんな、みんな、ガーシュインであります。楽しき哉!

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今宵のカクテルは チェリーを添えて 「マンハッタン」 ですね。
スティアしますと氷の心地よい音ガーシュインのあの曲、この曲を奏でているようです。

       おやすみなさ~~~~い

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